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最初の入線車両・キハユニ26

 私が始めて購入したNゲージの車両はKATO(当時は関水金属)のキハユニ26です。
 この車両はこれまでこのブログでも何度か取り上げてきた車両ですが、購入は昭和50年頃で値段は3000円前後と記憶しています。当時の私の小遣いでは年間に動力車は1・2両しか買う当てが付かず、更にパワーパックに至ってはいつ買えるか分からない感じでした(苦笑)

 当時私の故郷ではNゲージを扱う店が2・3軒位でしたが専門店は殆どなく、この車両を購入した店でも鉄道模型はプラモやミニカー・モデルガン等に混じって隅のほうに陳列されていました。
 そんな中でなけなしの小遣いを握ってモーター付きの車両を買うという行為はある意味清水の舞台から飛び降りる様な覚悟の要るものでした。


 帰宅してからもすぐ走らせるという訳には行かず、翌日に先述した親戚(趣味の原点1参照)へ車両を持ち込み、そこの手作りパワーパック(もちろん16番用)を借りてこれまたどうにか入手したフレキシブル線路にわに口グリップ(!)を接続して線路に載せました。
 そこでこのキハユニ26が線路上を走り出す様を見たときの感動は忘れられません。ここで初めてNゲージを見た親戚も「意外に走るものだなあ」と驚いていた事が思い出されます。

 それから30年以上が経ち、鉄道模型の趣味には紆余曲折(20年の中断期間も含めてですが)ありましたが、このキハユニはずっとそれらを見守り続けつつ今も私のモジュール上に鎮座しています。通電すると最初はがくがくするもののなかなか威勢の良い走りをして見せる辺りはあの当時とそれ程変わりません。

 

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