模型とラジオ
当時(も今も?)ガンプラファンの弟が毎号買っていた「模型とラジオ」のバックナンバーでした。
休刊時こそガンプラ中心の雑誌だった記憶がありますが、かなり古くから鉄道模型の記事にも力を入れていた雑誌で別冊の「Nゲージ」は未だに私の宝物だったりします。
とはいえ、ガンプラブームの頃の本誌は私も目を通す事が殆ど無かったので今回二十数年ぶりに初めて読んだ次第です。
ところが読んで驚きました。
鉄道模型関連の記事が殆どNか16番なのは良いとして、Nの車輌自作記事が実に濃いのです。
当時のTMS辺りでもNの車輌工作で動力車をモーターとギアから自作する作例には余りお目にかからなかったのですが、こちらではいきなり「天賞堂のモーターを使ってTOMIXの二軸無蓋車のシャシに動力を組み込む」等と言うやり方を解説しているのです。
車種選択もキハニ5000、EC40、EF55(流線型)と実に渋い選択で車種によっては同じ車体をブラスとプラバンでそれぞれ制作方法を解説するという念の入れぶりです。
トレーラーとはいえ、ばら売りの車輪に連動式のロッドを組み込む工作等と言うのもあって、明らかに当時のガンプラ少年とは違った読者を相手にしているとしか思えません。
これほど高度(に見えます)な車輌工作を実際に実行できた小中学生がどれだけいたのか知りたい感じもします。
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